令和元5度 研究計画

1 研究主題

  自ら学ぼうとする児童生徒の育成
~ 各教員の主体的な研究(個別最適及び協働的な研究)を目指して ~

2 研究経過について


  内浦小中学校は、過疎地域の小中併設校であ る。 そのため、本校の児童生徒は多様な人やものと触れ 合う機会が限られ 、少ない 傾向にある。
  本校 児童 生徒の 良い点は、 大変素直であり、指示されたことに 対して言われた通り 取り組む こと、教員と の物理的・精神的な 距離が近く、 家庭的な雰囲気で接し合えることである。一方課題は、教員の目が 届き やすく、 一人一人に対して支援できる 環境 に あるため、 児童生徒が教員の支援を頼り がちであり、 指示支 援を待つ傾向にあることである。そのため 、 自分の考えや取組に自信が持てなかったり、成功が見通せな い、 初めて の 取組や新しく学ぶことに対してやや消極的であったり する。
 R4 年度 は 、 スクールプラン めざす児童生徒像 「夢や目標に向かって、自ら学び、自己変容を図る 子 」 の実現に向け、 研究主題を「 自ら学ぼうとする児童生徒の育成」とし た。 R3 年度の研究 を活かしつ つ 、「学び を振り返り、次につなげる」姿に焦点をあてて取り組 み、自らの学びの成果 を自覚し新たな学び に向かう児童生徒の育成に努めた 。
 これらの取組を行った後、 R4 年 度末 の研修会で 、年間の取組 の振り返り、 R 5 年度への提案を協議し た。その中で、 成果 として、①振り 返りの習慣化 、 積み重ね ることで、児童生徒に書く 力がついた 。② 視点や キーワードを与える ことで、児童生徒は 自分の言葉で振り返りが書けるようになった 、の2点が挙げられた。
 また、 R5 年度への提案として、
 ① 「書く力」(自分の思いを自分の言葉で)をつける上で、まず、自分で課題を見つけて、発展させる (主体性、問題発見・解決)こと。
 ② 課題設定を子どもとともに行うこと(得意なこと、興味関心があるもの、学ぶ必要性、きっかけづくり)
 ③ 学び方の指導( ICT 機器、思考ツールの活用 、他者とのかかわり、自分の学びをデザイン) 等々、 「振り返り」の取組から、その活動以前に対する多様な課題が挙げられた。
 そこで、本年度 R5 は、その多様 な課題 と各教員の意欲を生かすために、第1回職員会議において、 R4 度の研究のまとめを新しい教員と共有し、 R5 年度 で 取り組みたいことについてアンケートを取った。 アンケートの枠組みとしては、嶺南教育事務所が出している 「 授業づくりシート①、② 」「 人権教育の視点 一覧表 」 を活用した。 (結果は 次頁「 グループ表 」 参照)
 また、 アンケート結果 及び グループ分けの発表の際には、 以下のことを確認した。
  〇 R5 年度スクールプラン 〈教育目標〉 「 課題解決に向け自ら進んで活動する子の育成 」 を全員が目指 して取り組むこと
 〇 3グループのそれぞれの課題である①課題設定について ②自己選択・自己決定について ③対話 的 な学び は、相互関連するものであ ること
 〇 1年を通して、3つの取組 を バランスよく児童生徒の 成長につなげることで、 「課題解決に向け自ら進 んで活動する子の育成」 となること
 〇 3つの課題がスクールプランの 諸 項目に 関連すること 今後の流れとしては、【1学期】:グループごとの互見授業、 事後研究 【2~3学期】:3グループを混ぜ た互見授業、 事後研究 【3学期末】:グループごとの振り返り、全体共有 を予定している。

3 研究構造図




4 研究体制





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