令和4年度 高浜町立和田小学校 研究計画

1研究主題

   自分の考えを持ち 伝え合 える子どもの育成

2研究主題

(1) 自分の考えや思い,疑問を わかりやすく 伝え ることができる 子
(2) 人の話や意見をよく聞き 自分の考えと比べ ることができる 子
(3) 自分の考えを確かなものにしたり 見つめ 直 したりする ことができる 子

3研究主題設定の理由

 本校では 学校教育目標「自ら考え 判断し 行動する子どもの育成」に基づき 「つながる子ども」 「考える子ども」「行動する子ども」の育成を目指している。
 今年度は,「自分の考えを持ち 伝え合 う」ことに重点を置き,児童同士で対話的な学びを実現させた いと考えた。 昨年度の研究成果を引き継ぎ, 研究を進めていく 。
 また, 教員 に は,児童が 持続可能な社会の創り手として,予測不能な未来社会を自立的に生き,社会の 形成に参画するための資質・能力を育成していくことが 求められている 。 その際,児童に ICT を適切に使 いこなす情報活用能力を育成していくことも 重要とされている。 自分の考えを持ち,伝え合うための ICT 機器 の効果的な 活用 についても研究を進めていく。 ICT 機器の 使用 を目的とすることなく,伝え合うため の手段として活用し, 子ども主体の授業になるよう, PDCA サイクルを確立させながら,全職員で協働し て取り組んでいきたい。


4研究内容

(1)自分の考えを持ち,伝え合う力の育成のためのカリキュラム・マネジメント
(2)自分の考えを持ち,伝え合うための ICT 機器 の 効果的な活用
 

5研究方法

(1)校内全体研究会(月1~2回程度)
 授業研究会や本校 の課題に応じた理論研修などを行う 。

(2)授業研究

【 授業研究会の持ち方 】

 事前研究会
授業づくりについて,全体会 ・学年部会など,必要に応じて事前研究会を下記のような視点で行う。
 ・複数の教科書を見比べる。単元でつけたい資質・能力を明確にする。 学習内容の系統性やカリキュ ラム・マネジメントの視点から 教科と教科を繋げたり,必要に応じて学習内容の再編成を行ったり して教材研究を行う。
 ・ 大事にしたい授業の観点やつまずきが予想されるポイントをおさえ児童の深い学びにつながるようにする。

 事後研究会
協議(グループ)


・ 授業研究の視点を①児童が 考えを持ち,伝え合う 機会➁ 授業づくりシートを活用した見取り に 絞り,子どもの姿を語りながら,手立ての有効性の検証を行う。
 ・注目すべき点を 見つけ,どこに原因があったか推測したり,代案を提示したりする。
共有と今後 の方向性(全体)

・学校として育成したい資質・能力と照らし合わせ,今後の方向性を確認し,授業改善を図る。
・ 授業者 が, 学んだこと,実践に活かしたいことなどを,発表する。
省察(個人)
  ・振り返り用紙に今後意識して取り組んでいくことを具体的に記入し,次回の研修会で自己評価 を行う。


(3) 学年部会ごとの ミニ 参観 授業
 〇互いの授業を参観 して児童の学びを見取 ることで,学年ごとの学習内容のつながりを大切にした授業づくりを行うとともに,研究テーマを意識した取り組みを継続させる 。

(4) 児童による 異学年の学習参観交流
 〇 学習に向かう姿勢や対話の仕方など,児童同士の良い刺激となるようにする。
 ・授業の様子や板書 ,音読発表会や調べ学習の発表等を撮影し ,共有フォルダーに入れ,いつでも見ることができるようにする。
 ・ 視聴した学年の児童に,参観して学んだことや感想を伝える。

(5)実践 の共有(学期ごと)
 〇 児童の実態や課題を知り,また,学年のつながりを意識しながら授業改善を行う。
 ・ 実践した内容や情報 を交換し,省察を行う。
 ・ 振り返りシートやノート,教具,板書の内容など実践を報告 し,それらを活用しながら各グルー プ,全体で共有 し,「何ができて」「何がまだできていないのか」をはっきりさせ る。

 

6研究体制






 


7研究推進を支える取り組み

(1)基礎・基本の定着
 ①自主学習の定着
 〇 自分に必要な学習は何かを見極め,それについて主体的に学習する習慣をつけさせる。 ・自主学習ノートを展示し,意識向上を促す。

 ② ドリルタイム(掃除後 10 分間)
 〇 漢字の書き取りや計算技能等の習熟を図り,基礎的な学力の向上,応用問題への適応を目指す。

・ ※は,担任が 児童の実態や学力検査で見られた課題から学習内容を決定 する。
 ・ 火 曜日, 水 曜日は,全学年算数を中心に行う。
 ・応用では,「算数力トレーニング」を行い,思考力や表現力を養う。
 ・ 定着が低い内容については 反復練習を行うことにより ,児童が自分自身の伸びを感じ られるよ うにする。

 ③校内漢字計算テスト
 〇 漢字の書き取りや計算技能の習熟を図り,基礎的な学力の向上を目指すとともに,達成感や成就感を味わわせ,学習へのさらなる意欲付けを図る。
  ・反復練習の機会を十分にとる。
 ・児童に,目標とする点数を設定させ ,目標に向かって取り組ませる。
 ・ 合格点は 9 0 点以上とし 合格点に達しない児童については各学級において補充的な指導を行った上で再テストを行い ,既習事項の確かな定着を図る。

 漢字テスト
 ・ 毎学期末に 漢字テストを実施する。(学習した新出漢字から 50 問)

 計算テスト
  ・長期休み明けに ,計算テストを実施する。(計算,単位,時刻や時間 ,面積などを入れた 50 問)

(2)学習の基盤となる生活習慣の確立 (ノーメディア週間の実施)
 〇適切な睡眠時間を確保することで,安定した生活習慣を確立させ,学習への意欲を持たせる 。
  ・まずは,宿題にきちんと取り組むことを重視する。(集中して,丁寧に ,直しをしっかり
  ・ノーメディアを意識し, 時間の使い方を自分で決めて ,読書や自主学習の時間に当てる。
  ・学期に1回 1週間 ,校内漢字テスト前に実施する。

(3)ICT機器の 活用
 〇ICT機器・教具を活用し,多様な情報を収集する力,多様な手段で説明する力を育成する。
  ・ 1人調べや発表に必要なタブレット端末の操作やアプリケーション活用の スキルを身につけさ せる。

(4)読 書活動の充実
 〇多様な読書を通して,広い視野と深い知識の習得を目指すとともに,言語活動の土台となる語彙力,読解力,集中力の向上を図る。
 ・全校一斉に,毎朝10 分間の読書タイムを実施する。
 ・週末読書やファミリー読書,図書館支援員と連携した読書活動を行う 。
 ・本バッグに本を常備し ,すきま読書を充実させる。
 ・図書委員会や担任による図書の紹介や活用を通して ,言葉の獲得だけでなく ,興味・関心の幅を広げたり ,より深い学びへつなげたりする。

(5)話す・聞く力を高める場の設定
 〇話す力,聞く力の育成をすることで,コミュニケーション能力を高め,自分の思いを表現できるようにする。
 ・朝の会・帰りの会,下校時のスピーチ等,伝えることを整理して話すことを意識させる。
 ・児童集会や委員会報告の際,発表者が聞くポイントを示してから発表するようにする。
 ・聞き手は,示されたポイントを意識し,あいづちをうちながら聞き,質問や感想を交流できるようにする。


8和田小授業スタンダード

(1)「話したくなるような 」「友達の考えを聞きたくなるような」導入や課題提示の工夫

  ① 単元や学年の系統性を 考える ・単元 に 入る 前 などに, 学習 に関連 する学習 内容を復習 したり,既習 事項 を 確認 したりする こと で, 新しい単元 の学習 に 向き合いやすくする。
  ②「話したくなるような」「友達の考えを聞きたくなるような」課題設定をする ・生活に密着していることや思考のズレから 児童 が考えてみたい,友達の考えを聞いてみたいと 感じる 課題の内容や提示の工夫 を 行う 。

(2)「学び合い」となる場の設定

 ①自分の考えを持たせる 工夫をし, 自信を持って発表できる環境をつくる
  ・ 提示 された課題に対する疑問や考え その根拠などを 話す時間をつくる 。
  ・児童が自分自身の経験と結びつけたり,掲示物等で今までの学習を思い出し,方法や結果を活用 して解決することはできないか,見通しを持たせたりする。

  ②伝え合いをするための手立て を工夫 する
  ・ 「 話し方の例 」 や 「 話し方名人 ・ 聞き方名人 」を意識し活用できるようにする 。
 ・話し合いのねらいを明確にし,「何を」「どのように」説明させたいか具体的なイメージを持つ。
 ・ 課題や資料の中から必要な情報をまとめ, 様々な思考ツール( 図や式ことば ,絵など )を用いて,ノート やホワイトボード,ICT機器を使って説明 させる。
  ・わからないことや困っていることも積極的に伝え,共に課題を解決しようとする姿勢を大切に する。

  ③学びを深める教師のコーディネート力 を高める
  ・児童のつぶやきを 「みんなにも話して。」「どの言葉がよかった?」「別の言い方では?」などと 拾い,全体につなげ,共通点や相違点など論点を整理しながら,深めていく。

(3)学 びを深める振り返りの工夫

 ①振り返りの観点(「わだとも」)を提示する

・学んだプロセスを振り返らせ,学びの成果を実感させる。
・自分の知識や経験,疑問や気づきなどを関連付けて整理し,次時の学習につなげていく。